軽米の観光・物産

公開日:平成29年 3月16日/最終更新日:令和4年 3月28日

軽米の観光と体験・体感

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軽米町は、北上山地の北端にあり、豊かな森と高原特有の冷涼な気候の町。雪解けとともに木々が芽吹き、そして一斉に開花する花々が美しい四季を彩ります。

見どころは、4月下旬から5月中旬にかけて約15万本のチューリップが咲き誇る自然森林公園「雪谷川ダムフォリストパーク・軽米」。そこでは春から秋まで様々な花々や、木々の紅葉が、ダム湖の水と調和し、美しい自然美を競っています。施設内にある16メートルの風車展望台から望む眺望と景観は格別で、そのほかイベントステージ、キャンプ場や木炭資料館、キャビン(コテージ)やレストランが併設され食事も宿泊もでき、自然体感的な観光拠点のシンボルになっています。

軽米の森や大地には「古屋敷の千本桂」や「市野々の大クリ」をはじめ、いくつもの隠れた『古木』たちが、その奇観を競い合い、訪れる人に強いメッセージを発信しています。

その森と大地に育まれた軽米町の歴史と民俗文化は「えぞと大自然のロマンの森」の「軽米町歴史民俗資料館」「歴史と民話の館」「古民家」に集約され触れることができます。

また、近くには町立図書館のレトロな建物が立ち寄りどころとしておすすめです。

そのほか町の中心部にはどこか懐かしいモダンな赤レンガの建物が目立ち、昭和20~30年代にかけて生産されていた町の産業遺産として、まちなか散策のアクセントになっています。

町の西南の折爪岳には展望台があり雄大な眺望とトレッキングが楽しめます。その中腹には「ミレットパーク」が整備され、パーク内の「ミレットプラザ」では、「そば打ち体験」ができます。このほか軽米町には「みそづくり体験」「エゴマの収穫とオーナー制度」「炭焼き体験」「釣り・ピザ作り体験」「南部せんべいづくり見学」などが用意されてお気軽に体験できます。

軽米の特産品

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特産品としては「雑穀」が風土に適合し、歴史的に食文化を育んできました。そして今「雑穀王国・軽米」の名のもとに、さらなる生産と普及を進めています。雑穀には老化を防ぐと言われる抗酸化成分のポリフェノールをはじめ様々な栄養成分が豊富に含まれており、腸内フローラ等腸内環境を整え健康を保つ機能があるとされています。「ヒエ」「アワ」「キビ」「アマランサス」「ソバ」「エゴマ」など国内有数の生産地を形成しています。(参考:日本雑穀協会)

この雑穀を町では「シリアル」と呼び、たくさんの企業が商品開発に取り組み、購入はもとより、いろいろな料理メニューを出す店に加え「エゴマ・雑穀オーナー制度」の仕組みもあり、さまざまな味や形で雑穀を楽しむことができます。

そして森と大地と水のまち「軽米」はその恵みの宝庫でもあります。

森の恵みは古くから生産されてきた「木炭」、そしてシイタケをはじめとするキノコ類、サルナシや山ぶどう、りんごとそのジュースや加工品類など。花の恵みとしてのハチミツ、草原からは、畜産による「軽米黒毛和牛」、酪農による「乳製品」が生まれます。

そのほか味噌や清酒などの発酵食品、そば、手作りのさまざまなお菓子が作られ、「かるまいブランド」として生産・販売されています。これらの商品は、ミル・みるハウスや軽米町物産交流館のほか、町内の各お店や産直などでお求めいただけます。

軽米の祭り・イベント

image_kankobussan3.jpg軽米では4つの大きなイベントが開催されます。まず、春の「雪谷川ダムフォリストパーク・軽米」で開催される「森と水とチューリップフェスティバル」。夏は8月第1週の「かるまい夏祭り」。七夕飾りで彩られた町の中心部の商店街をメイン会場に様々なイベントが開催され、北岩手に伝わる盆踊りの「ナニャドヤラ」や花火大会で町中が盛り上がります。秋9月中旬には「軽米秋まつり」が開催されます。軽米八幡宮例大祭の神事の後、木造猿田彦命(さるたひこのみこと)を先頭に神輿や郷土芸能、風流山車などのパレードが行われます。軽米町の郷土芸能には、「駒踊り」各種「神楽」「虎舞」「えんぶり」「山田の獅子踊り」「民田山の獅子踊り」などがあり、主にこの秋祭りで演じられます。

(※「虎舞」「えんぶり」「山田の獅子踊り」「民田山の獅子踊り」は現在、活動を休止しています。)

10月中旬は、収穫祭をかねた「食フェスタinかるまい」が開催されます。地産地消にこだわり地元の各種団体による郷土料理が楽しめる「おいしいお祭り」です。参加者と一緒に楽しむ「裏巻き寿司」づくりが目玉です。

軽米でのレジャーや宿泊

image_kankobussan4.jpg軽米町の総合運動公園「ハートフル・スポーツランド」は、パークゴルフ場や野球場(ナイター施設完備)、天然芝の陸上競技場が備わり、5月中旬からは芝桜が必見です。また本格的なゴルフは27ホールの「ニュー軽米カントリークラブ」があります。

お泊りは、自然を丸ごと楽しむなら折爪岳の中腹にある「ミレットパーク」がおすすめ。施設の整ったコテージやキャンプ場があり高原の自然を満喫できます。また町内には2軒の旅館があり宿泊などにご利用いただけます。

森、大地、水そして素朴な人々の営み、そして培われた自然と共生していく伝統が息づく「原風景」「原郷」の町「軽米」。木々と花々そして温かい笑顔が皆様をお待ちしています。

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町の人口・世帯数
総人口:8,083(男:3,969・女:4,114)
世帯数:3,686
令和6年2月29日現在 町民生活課調べ